アムステルダムの美術館巡り、どこから始めるか迷っていませんか?
アムステルダムの中心にあるアムステルダム国立美術館(Rijksmuseum)は、
オランダの歴史と芸術がギュッと詰まった場所です。
ゴッホ美術館やアムステルダム市立美術館も徒歩圏内。
年間200万人以上の来館者が訪れるこの美術館は、
レンブラントの「夜警」やフェルメールの「牛乳を注ぐ女」をはじめとする
数々の世界的傑作を所蔵しています。
この有名な傑作たちを間近で鑑賞できる、まさに必訪の美術館です。

実際に足を運んでみて、その迫力と美しさに本当に感動しました。
そこはまるでタイムスリップしたかのように、
豊かなオランダ黄金時代の世界が広がっています。
この記事では、私が実際に訪れた経験をもとに、
広大な館内をスムーズに巡るための事前準備から、見どころ、
チケット情報まで旅をより豊かにする情報をお届けします。
アムステルダムの国立美術館には良い作品がとても多く
なんと私たちの滞在時間は6時間にも及びました!(笑)

後の予定が無ければもっと滞在できるぐらいでした!

アムステルダム国立美術館と黄金時代のオランダの歴史

バルソロメウス・ファン・デル・ヘルスト
「アムステルダムの聖ゲオルギウス自警隊司令部におけるミュンスター平和条約の祝い」1648年
232x547cm
美術館の歴史的背景
アムステルダム国立美術館の歴史は1800年にさかのぼります。
その当時コレクションはデン・ハーグのハイス・テン・ボスに集められていましたが
ルイ・ボナパルトの統治下時代にアムステルダム王宮に移動しました。

ルイ・ボナパルトについては
アムステルダム王宮の記事で触れています。
ルイ・ボナパルトが失脚し、オラニエ公ウィリアム1世の時代に
トリッペン・ハウスに移されました。
しかし次第に手狭になり、1862年新美術館のコンテストに
P.J.H.カイペルスの設計が採用され
1876年から建築に取り掛かり1885年7月13日にネオ・ルネッサン様式の
アムステルダム国立美術館が開館しました。
21世紀になり改修工事がはじまりスペイン人の建築家クルスとオルティスが
カイペルスの遺志を継ぎながら約10年の改修工事の後
2013年に今のアムステルダム国立美術館の姿になりました。
アムステルダム国立美術館はオランダの歴史と芸術を網羅していると言っても過言ではありません。
中世ルネサンス期~21世紀の作品が所蔵されています。
特にオランダの黄金時代に活躍した
レンブラント・フェルメール・ヤンステーンなどの画家たちの作品を
間近でみることができて本当に感動します。
オランダ黄金時代と絵画の関係性
オランダの17世紀はまさに黄金時代で
海上貿易で財を成した商人たちが絵画を購入するようになりました。
その市民の好みに応じた、肖像画・風俗画・風景画・静物画といった
現実的で平易な世俗的なジャンルが流行しました。
オランダの画家の特徴としては専門に特化した画家が一般的でした。
レンブラントのような風景画・静物画・物語画など
広範囲なジャンルをこなしている多彩な画家は当時では特殊でした。
1610年から1675年においては今も名を知られている画家以外にも
多数の熟練した画家がおり、作品の平均的な質がとても高いと言われています。

今現在17世紀の画家たちの絵画は高額の値がつくので
その当時のオランダの人々の審美眼には驚かされます。
裕福な市民たちは肖像画を好みました。
その当時の家族の肖像画は夫婦を横並びに配置し
子供が産まれても後から書き足せるのようにスペースを空け
後から書き足したときに服装のちぐはぐ感を無くすため
古典的な服装で描かれていることが多いようです。

観賞中に肖像画の書かれた年代に比べて服装が古く感じたら
もしかしたらこの理由かもしれないですね!
参考資料
・秋山 聰・田中正之(監修) 「西洋美術史」
・兵庫県立美術館編集 「オランダ黄金時代アムステルダム国立美術館展図録」
・エミール・メイエル著 田辺徹訳 「美術館シリーズ2 アムステルダム国立美術館」
・(財)アムステルダム国立美術館発行 「美術館コレクション傑作集」
・販売会社/発売会社:世界文化社/ 「アムステルダム国立美術館 名画に会う旅8」
アムステルダム国立美術館の基本情報

開館時間と休館日
営業時間:9時から17時まで
休館日:無し

休館日無しとは驚きです!
入館料とチケットの種類
大人:€25
4歳~18歳以下:無料
ミュージアムカードでも入場可能です。

私たちはミュージアムカードで入場しました!
訪問時間の予約のみ公式HPから行いました。
ミュージアムカードについては別記事で紹介しています。
よければあわせてお読みください。

アムステルダム国立美術館へのアクセス方法:市内からの移動
住所:Museumstraat 1, 1071 XX Amsterdam, オランダ
国立美術館はアムステルダムの中心部に位置しており、公共交通機関で簡単にアクセスできます。
美術館には専用駐車場はありません。
- トラム:
- 中央駅から: 2番または12番のトラムに乗り、「Rijksmuseum」停留所で降ります。
- アムステルダム・アムステル駅(Amstelstation)から: 12番のトラムに乗り、「Rijksmuseum」停留所で降ります。
- アムステルダム・南駅(Amsterdam Zuid station)から: 12番のトラムに乗り、「Rijksmuseum」停留所で降ります。
- ライツェ広場(Leidseplein)から: 2番、7番、12番のトラムに乗り、「Rijksmuseum」停留所で降ります。
- シンゲルの運河の家(Singel)から: 2番のトラムに乗り、「Rijksmuseum」停留所で降ります。
- メトロ:
- Rokin駅から: 52番のメトロに乗り、「Vijzelgracht」駅で降り、そこから徒歩約5分です。
- アムステルダム中央駅から: 52番のメトロに乗り、「Vijzelgracht」駅で降り、そこから徒歩約5分です。
- バス:
- 52番のバスに乗り、「Rijksmuseum」停留所で降ります。
ベストな訪問時間帯と混雑状況
公式HPでは
通常、午前11時前と午後3時半以降は美術館内の人が少なくなります。
比較的空いている日は火曜日と水曜日です。
アムステルダム国立美術館公式HPより引用
と書かれていました。
見るべき作品が多数あるのでできるだけ早めに行くことをおすすめします。

私たちは開館の10分前に到着しましたが入り口には長蛇の列ができていました。
チケットを持っていても、予約をしていてもその列に並ぶ必要があります。
アムステルダム国立美術館のチケットを購入!

アムステルダム国立美術館は大変人気なスポットなので事前にチケットは購入しておきましょう。
当日券の購入ができるかが分かりませんし、もし列に並んで買えなかった場合
せっかくの旅行の貴重な時間を無駄にしてしまう可能性が高いです。
スムーズに入場し、レンブラントやフェルメールの傑作を心ゆくまで楽しむためには、
チケットの事前購入が必須です。
1.公式HPからの事前オンライン予約
最も確実でシンプルな方法は、アムステルダム国立美術館の公式HPからオンラインで事前に予約することです。
注意点としてはユーロでの決済になりますので
クレジットカードで支払う場合、クレジットカード手数料+独自の為替レートで割高になる可能性が高いです。
私たちのおすすめはソニーバンクウォレットで事前に購入したユーロで買う方法です。
Wiseでもいいのですがその時の為替レートでお得な方を選んでください。
2.「I Amsterdam City Card」または「ミュージアムカード」
私たちはミュージアムカードで入場しました。
訪問時間は必ず公式HPから予約してください。
公式HPのチケット購入のページでミュージアムカードを所有している人を選ぶところがあります。
料金は€0になっています。
人数を選択し日付と時間を選びましょう。
メールが送られてきますので
そのメールとミュージアムカードを当日入館の際に見せる必要があります。


ミュージアムカードの記事で書いていますが
アムステルダム国立美術館でミュージアムカードを購入するのはおすすめしません。
人が多すぎるので人が少ない美術館で購入しましょう。
アムステルダム国立美術館の見どころ
レンブラントの「夜警」:圧倒的な存在感と歴史的背景

<夜警>
1642年
363x437cm
アムステルダム国立美術館といえばこの作品!というぐらい有名な「夜警」です。
アムステルダム国立美術館の一番いい場所、栄光の間の一番奥に展示されています。
現在は修復中のため近くで見ることができませんがそれでも絵の存在感は素晴らしいです。
本来の名前は「フランス・バニング・コック隊長とウィレム・ファン・レインテンブルフ中尉の部隊」です。
こちらの集団肖像画は火縄銃組合の集団肖像画。
この集団肖像画はとても斬新な構図として有名で、人物がドラマチックに配置されています。

レンブラント作「アムステルダム織物業者組合の幹部たち」1661年
こちらもアムステルダム国立美術館に所蔵されている集団肖像画です。
見比べて頂くとわかると思いますが
本来集団肖像画は人物を同じ大きさで、正面を向いて描かれます。
これは人物に優劣をつけて描くと、描いた人物から不満がでて料金の回収が難しくなるからです。
この事から、いかに「夜警」がドラマチックな構成だったかお分かりいただけるかと思います。
この大胆な構図は当時は受け入れられず、
この「夜警」のせいで肖像画の注文が激減してしまい
破産に追い込まれたのでは?という説が流れるくらいです。
作品の中央に描かれているバニング・コック隊長は
のちにアムステルダム市長にまでなる人物ですが
この「夜警」を模写させており(ロンドン ナショナル・ギャラリー蔵)
ここから現在の「夜警」が切り落とされていたことが分かりました。
また、中央の2人以外にひと際光を浴びる人物がいます。
隊長の左側に配置された金色の服を着た少女です。
明暗効果が強調されているため、この金色の服を着た少女が浮かび上がって見えてきます。
金色の服を着たこの少女は長い間謎の人物だとされてきました。
現在では少女の持ち物からある程度の答えは分かっています。
また、この「夜警」にはレンブラントの自画像が描かれています。
現地でオーディオガイドを聞きながらレンブラントの自画像がどこに描かれているのか
この少女は誰なのか探してみてください!
フェルメールの「牛乳を注ぐ女」:日常の美を捉えた傑作

ヨハネス・フェルメール作「牛乳を注ぐ女」
1657~58年
45.5x41cm
デルフトでひっそりと活躍したフェルメールは入念に構想された人物配置と
完璧な空間構成、そしてなんといっても光の表現力です。
全神経を集中させて牛乳を注いでいる女性が描かれています。
この当時風俗画も、日常を愛する現実的なオランダ人の気質に合致して大いに流行しました。
何の変哲もない、日常が描いていますが
左側の窓から差し込む光が女性を照らし、その光の反射を表現するために
色のついた小さな点を描いています。

ヨハネス・フェルメール「小路」
1658年ごろ
54.3x44cm
室内画が良く知られているフェルメールですが
アムステルダム国立美術館にはフェルメールが描いた風景画も展示されています。
フェルメールが住んでいたデルフトの風景だと言われています。

ヨハネス・フェルメール「手紙を読む女」
1662/1663年
46.5x39cm
オランダの地図の前で注意深く手紙を読む女性が描かれています。
30点あまりの絵画作品しか知られていないフェルメールの作品を
アムステルダム国立美術館で複数みることができます。

なんといっても
日本では考えられないほどの近さで
見ることができるのがありがたいです!

日本の展覧会の場合は
すごい人数で遠目に見るので精一杯の場合がおおいので。
その他の主要作品と見どころ:多岐にわたるコレクション
アムステルダム国立美術館には
中世ルネサンス期~21世紀の作品が所蔵の多岐にわたるコレクションが展示されています。
- フランス・ハルスの肖像画
- ヤン・ステーンの風俗画
- ヤコブ・ファン・ライスダールの風景画
などオランダを代表する画家たちの作品が多数展示されています。
また絵画以外にも、デルフト焼き(陶磁器)、歴史的工芸品(銀器、家具など)など、
幅広いコレクションがあります。
ひとつひとつ紹介していくとすごい長さになってしまうので
絵画以外で特に感動したドールハウスをご紹介します。

ペトロネルラ・オールトマンの人形の家
1690年ごろ
255x189.5x78cm



こちらのドールハウスは贅のかぎりをつくしたドールハウスと言えます。
材料はオーク材、べっ甲、真鍮張りです。
ドールハウスの内装もすべて本物で中国産陶器まで本物です。
実際の家と同じ縮尺と同じ材料で作られています。
ぜひこちらは本物を見て欲しいです。
このドールハウス以外にもシンプリチア・キャビネットという
実際に薬剤師試験で使われていたキャビネットがあるのですが
デルフト窯で作られた薬用小壺が入ったキャビネットは圧巻です!
そちらも実際見るとその精巧さに絶対驚くはずです!
効率的な回り方とおすすめルート

所要時間の目安
私たちの所要時間は6時間です。
これでもまだ全て見れておらず、駆け足で見たところも多いです。
有名作品だけ駆け足で!という方なら3時間でいけるのかな?
と思います。
この6時間でも常設展だけで特別展の展示は見ることが出来ませんでした。
もしいつも絵画をじっくり観賞する方なら
アムステルダム国立美術館だけで半日以上は確保することをオススメします。

正直アムステルダム国立美術館の所要時間は難しいです!
好きな画家がいるかそうでないかでも変わってくると思います。
時間を最大限に活用するための事前準備
アムステルダム国立美術館は、その広大さと多様な展示作品から、
限られた時間の中で目的の作品を効率的に鑑賞するには、事前の準備が重要になります。
訪れた時に、「もう少し準備しておけば、もっと所要時間を減らせたのでは?」と感じたので
私のこの後悔から得た、アドバイスをお伝えしたいと思います。
美術館の地図を頭に叩き込む
訪問前に、美術館の公式サイトなどで公開されているフロアマップを事前に確認し、
主要な作品や見たい展示室の場所を把握しておきましょう。
これにより、館内で迷う時間を大幅に短縮でき、効率的に移動できます。
デジタルオーディオガイドを事前に聞いておく
アムステルダム国立美術館は無料のデジタルオーディオガイドアプリを提供しています。
主要な作品の解説を事前に聞いておくことで、
現地でもう一度聞いた時に頭に入ってきやすくなります。
現地での鑑賞時間を短縮し、より深い知識を持って作品と向き合うことができます。
特に人気作品の前は混雑しがちなので、事前に情報を得ておくとスムーズです。
おすすめの鑑賞ルート:テーマ別または年代別に巡る
建物の美しさに注目!「建物ハイライトツアー」

アムステルダム国立美術館は、収蔵品だけでなく、建物そのものが芸術作品です。
もし、建築にも興味があるなら、ぜひ「建物ハイライトツアー」を事前に聞いておくことをおすすめします。
このツアーは、美術館の公式アプリで提供されているデジタルオーディオガイドの一部で、
建物の設計や歴史、内部装飾の細部に焦点を当てた解説を聞くことができます。
広々としたホールや美しい階段、緻密な装飾が施された天井など、
普段見過ごしがちな建物の見どころを、解説とともに深く理解することができます。
事前にこのツアーを聞いておくことで、 実際に館内を歩く際に、ただ「すごい建物だな」と感じるだけでなく、
「このステンドグラスにはこんな意味があったのか」といった具体的な視点を持って鑑賞できるようになると思います。
主要作品を巡る「ハイライトツアー」(2~3時間)

レンブラントの「夜警」やフェルメールの「牛乳を注ぐ女」などこれらを効率よく鑑賞したい方には、
「ハイライトツアー」の活用がおすすめです。
膨大なコレクションの中から、「これだけは見ておきたい」という作品を迷わず見つけることができ、
限られた時間でも美術館の核となる魅力を存分に味わうことができます。
レンブラントの傑作を深掘りする「レンブラント・ツアー」

レンブラント「若き日の自画像」
1628年
22.6x18.7cm
レンブラントの作品に深く触れたい方には、「レンブラント・ツアー」の活用がおすすめです。
彼の自画像や他の肖像画などレンブラントの作品だけに特化して深く掘り下げます。
限られた時間で主要作品だけをサッと見るのではなく、レンブラントの作品と向き合い、
レンブラント作品を心ゆくまで堪能したい方におすすめです。
オランダの歴史を巡る「年代別ツアー」

ヘンドリック・アーフェルカンプ「氷上の遊びのある冬景色」
1608年ごろ
77.5x132cm
アムステルダム国立美術館は、年代順に配置されており、
この「年代別ツアー」を利用すれば、オランダの芸術と歴史の流れを体系的にたどることができます。
3階は1900~2000年代
2階が1600~1700年代
1階が1700~1900年代
地下1階が1100~1600年代
と配置されているので美術館全体を網羅的に理解できるのが大きな魅力です。
時間をかけてじっくりと鑑賞したい方や、美術史の知識を深めたい方にとって、
「年代別ツアー」は、アムステルダム国立美術館の広大なコレクションを最大限に楽しむことができるはずです。
訪問を最大限に楽しむための必須アイテム:オーディオガイド
アムステルダム国立美術館を訪れるなら、無料の公式オーディオガイドをぜひ活用してください。
美術館の公式アプリから無料でダウンロードでき、もちろん日本語にも対応しています。
主要な傑作を巡る「ハイライトツアー」はもちろんのこと、
特定の画家やテーマに特化したツアー、さらには建物自体の歴史や見どころを解説するツアーまで、
多種多様なコンテンツが用意されています。
ハイライトツアーに含まれていない作品であっても、
展示されている作品の番号を検索機能に入力すれば、その場で詳しい解説を聞くことができます。
さらに嬉しいのは、このオーディオガイドが各作品への行き方までナビゲートしてくれます。

イヤホンとモバイルバッテリー必須です!
忘れないようにしてくださいね!

美術館併設の施設:カフェ、ショップ、庭園の利用
カフェ

営業時間:午前9時から午後6時まで
営業午後5時までは美術館入場券をお持ちの方のみ利用可能。
午後5時から午後6時までは、入場券がなくても入場可能。


ランチはアムステルダム国立美術館のカフェで頼みました!
1人1つだと多いかな?と思いメイン2つと


デザートとドリンクです。

ここのアップルパイが食べたかったので
夢がかなってうれしかったです!
オーダーはモバイルオーダーで机の上にあるQRコードを読み込んで注文します。
支払いは現金不可・キャッシュレスオンリーです。
料金は€53.75でした。
庭園

営業時間:ムステルダム国立美術館の庭園は午前9時から午後6時まで開館

美術館のチケットがなくても自由に散策できるため、
アムステルダム中央駅からもアクセスしやすいこの庭園は、地元の人々にとっても、観光客にとっても、
無料で楽しめる魅力的な都会のオアシスとなっています。
美術館の作品鑑賞と合わせて、ぜひこの歴史とアートが織りなす美しい空間を訪れてみてください!
ショップ

営業時間:午前9時から午後6時まで
営業午後5時までは美術館入場券をお持ちの方のみ利用可能。
午後5時から午後6時までは、入場券がなくても入場可能。
ショップが大混雑で写真が撮れていないので購入品だけご紹介します。
ミッフィーのクマのお友達ボリスが夜警の恰好をしているキーホルダーと
ショッピングバックを購入しました。
キーホルダー:€14.95
カバン:€5.95
アムステルダム国立美術館訪問時の注意点と持ち物

入館時のセキュリティチェック
入場の列に並んだら建物の中に入る前に必ず荷物のチェックがあります。
リュックの小さなポケットまで確認されます。
荷物の預かり(クローク)かロッカー
許可されない荷物:
- バックパックや手荷物(最大サイズ40x40x25cm)を超えるもの。
- 大きなバッグやスーツケース。
- 傘。
クローク

クロークで荷物を預けるとこちらの札を貰えます。

モバイルバッテリーなど必要なものを取ってから
預けてくださいね!
ロッカー

ロッカーもありました。
ロッカーがあるのを知らなくてクロークに預けましたが
利便性的にロッカーの方が良かったなと思います。
場所が少しわかりにくいのであまり利用している人は多くない印象でした。
写真撮影について
写真撮影が可能ですが、フラッシュの使用は不可。
再入場について
再入場不可です。出るともう一度は入れません。
快適な鑑賞のための持ち物
・履き慣れた靴: 美術館は非常に広く想像以上に歩き回ることになります。履き慣れたスニーカーで行きましょう
・スマートフォンと充電器(またはモバイルバッテリー): 美術館の公式アプリを利用する場合、スマートフォンの使用頻度が高くなります。途中でバッテリー切れにならないよう、予備のモバイルバッテリーや充電器は必須です!
・イヤホン: オーディオガイドを利用する際は、周囲に配慮するためにもイヤホンが必須です。
・小さめのバッグ(手荷物): 大きすぎる手荷物(通常、最大サイズ40x40x25cmを超えるもの)は持ち込み不可。貴重品や必要最低限のものを入れるため、小さめのショルダーバッグやサコッシュなどがあると便利です。
・羽織るもの: 館内は冷房が効いている場合や、外気温との差で肌寒く感じることもあります。体温調節ができるよう、薄手のカーディガンやストールなど、すぐに羽織れるものがあると安心です。
まとめ:アムステルダム国立美術館を最大限に楽しもう!

事前学習のススメ:より深い鑑賞のために
アムステルダム国立美術館を訪れる前に少しだけ予習をしておくと、
ただ作品を見るだけでなく、何倍も深い感動と発見が得られます。
これは、私が実際に訪れてみて、
「こうしておけばもっと作品の背景まで理解できたのに!」と感じた経験からお伝えいたします。
オランダ黄金時代の背景をざっくり把握
美術館の核となる17世紀「黄金時代」がどのような時代だったのか
(例:貿易の繁栄、新興市民階級の台頭、宗教改革の影響など)を知っておくと、
作品に描かれた人々の生活や当時の価値観をより深く理解できます。
オススメ書籍
佐藤 弘幸著 図説 オランダの歴史 改訂新版
秋山 聰・田中正之(監修) 「西洋美術史」
主要な画家の知識を軽くインプット
レンブラントやフェルメールはもちろんのこと、フランス・ハルスやヤン・ステーンなど、
主要な画家の代表作や、彼らの作風、生涯について軽く知識を入れておくと、
作品を前にした時に「あ、これが有名なあの絵か」「この画家はこんな表現をするんだな」
といった具体的な気づきが生まれます。
オススメ書籍
中野 京子/著 名画の中で働く人々
事前に少しでも知識を蓄えておくことで、デジタルオーディオガイドと組み合わせれば、
その場で得られる情報もよりスムーズに頭に入り、より作品を深く知ることが出来ると思います。
鑑賞後の振り返り
アムステルダム国立美術館は、
レンブラントやフェルメールをはじめとするオランダ黄金時代の傑作の数々、
そして建物そのものが持つ歴史的魅力が詰まった、
アムステルダムに行くなら必ず訪れて欲しい場所です。
この記事では、スムーズに入場するためのチケットの事前購入、
効率的に回るためのおすすめルートやデジタルオーディオガイドの活用法、
さらに事前に知っておくと役立つ持ち物や事前学習のヒントなど、
アムステルダム国立美術館を最大限に楽しむための情報をお届けしました!
この記事が、アムステルダム国立美術館で過ごす時間を
より豊かにできる助けになればうれしいです!

エティエンヌ=モーリス・ファルコネ「キューピット」
1757年
高さ87㎝(台座とも185cm)
【宿泊記】駅チカ!アムステルダム観光の拠点に最適・メルキュールアムステルダム
アムステルダム運河クルーズ体験記
アムステルダム運河クルーズツアー予約方法・体験記
アムステルダムGVB乗り放題チケット体験記
GVB乗り放題体験と公共交通チケット比較