台湾・高雄の観光名所といえば、
歴史的な倉庫群をリノベーションした「駁二芸術特区(アート特区)」。
「フォトジェニックな写真が撮りたい!」
「最新のアートに触れたい!」と期待して訪れる方も多いはず。
しかし、行く時間を間違えると「あれ、意外と楽しめない……?」なんてことになりかねません。
実際、私は朝9時半に到着したところ、お店がどこも開いておらず、少し残念な思いをしました。
この記事では、MRT・LRTを使った具体的な行き方や、実際に見て回ったユニークなオブジェ、
そして「正直、近くのホテルに泊まる必要はある?」という宿泊事情まで、実体験をもとにレポートします。
高雄観光のスケジュールを立てている方は、ぜひ参考にしてください。
高雄・駁二芸術特区へのアクセス方法

駁二芸術特区(アート特区)は、かつての港湾倉庫群を利用した広大なエリアです。
効率よく回るには、MRT(地下鉄)とLRT(ライトレール)を賢く組み合わせるのがポイントです。
MRT(地下鉄)での行き方

まずは、市内の中心部からMRTに乗って最寄り駅を目指しましょう。
- 乗車ルート: 今回の旅では、朝に「三鳳宮」をお参りした後、徒歩10分ほどのMRT「前金駅」から乗車しました。
- MRT橘線(オレンジライン): 前金駅(O4)→ 西子湾方面行きに乗車
- 下車駅: 塩埕埔駅(O2)
- 運賃: 片道 20元
- 所要時間: 電車に乗っている時間はわずか数分です。
1番出口を出て「大勇路」をまっすぐ5分ほど南へ歩けば、そこはもうアート特区の入り口です。
下車駅その2:西子湾駅(O1) / 哈瑪星(Hamasen)駅

オレンジラインの終点です。MRTの駅名は「西子湾」ですが、LRTの「哈瑪星駅」と隣接しており、乗り換えもスムーズ。
ここから降りると、広大な芝生が広がる「蓬萊エリア」や、古いレールが残るノスタルジックな風景から観光をスタートできます。
アート特区に一番近い駅はここかなと思います。

列車やオブジェが展示されているこのエリアにすぐにたどり着くことができます。
このエリアにも動物のうんちが落ちていることが多いのでよく下を見て歩いた方がいいですよ!

LRT(ライトレール)の活用術

アート特区に到着してから、あるいはエリア内の移動に欠かせないのがLRT(高雄輕軌)です。
- なぜLRTが便利なのか?: アート特区は「大勇」「大義」「蓬萊」という3つのエリアに分かれており、端から端まで歩くとかなりの距離があります。暑い日や、効率よくオブジェを回りたい時には、特区内を横断するように走るLRTが非常に便利です。
- おすすめの駅: 「駁二大義駅」や「駁二蓬萊駅」など、エリアの目の前に駅があるため、歩き疲れた時の救世主になります。
乗り方:

ホームにあるリーダーにICカード(悠遊カードやiPassなど)をタッチするだけ。
車窓から港の景色や巨大なアートを眺めることができ、移動そのものがアトラクションのように楽しめます。
【体験談】朝9時台のアート特区は「早すぎた」?
観光地へは「混雑を避けて早めに行くのが正解」という鉄則がありますが、
駁二芸術特区(アート特区)に関しては少し注意が必要です。
私の実体験をもとに、朝の現地の様子をレポートします。
当日のリアルなタイムスケジュール
この日は朝から活動し、以下のような流れで移動しました。
- 8:40:パワースポットとしても有名な「三鳳宮」を参拝。
- 9:10:三鳳宮を出発し、徒歩でMRT前金駅へ。
- 9:20:前金駅に到着。
- 9:30:アート特区の最寄り駅に到着(運賃20元)。
移動自体は非常にスムーズで、朝の清々しい空気の中、期待に胸を膨らませて現地に降り立ちました。
到着して気づいた「早すぎた」理由

9時半に到着した私を待っていたのは、静まり返ったアート特区でした。
ショップ・カフェは全滅: リノベーションされたおしゃれな雑貨屋、本屋、カフェの多くは、10:00〜11:00以降のオープン。9時半の時点ではシャッターが閉まっており、中を覗くことすらできません。
人影がまばら: 観光客が少なく、写真を撮るには絶好のタイミングですが、活気がある「アートの街」を期待していくと、少し寂しい雰囲気を感じるかもしれません。
散歩にはいいけれど、楽しむなら11時以降がおすすめ
結論から言うと、朝の訪問は「巨大なオブジェをゆっくり眺める・写真を撮る」ことだけに特化するならアリです。
しかし、展示施設を見学したり、台湾らしいクリエイティブな雑貨を買ったり、
話題のカフェで休憩したりといった「アート特区ならではの楽しみ」を満喫したいのであれば、
11時以降に到着するスケジュールを組むのがベストだと痛感しました。
私のように早すぎる時間に行くと、「あれ、これだけ……?」と少し物足りなさを感じてしまうかもしれません。
街中に溢れる!記憶に残るユニークなオブジェたち

駁二芸術特区を歩いていると、突如として現れる巨大なキャラクターや不思議な造形物。
これらを探しながら散策するのが、このエリアの醍醐味です。
思わず二度見!「お掃除おばさん&おじさん」像


アート特区のアイコンとも言えるのが、背中合わせに立つ男女のペア像です。
- 日常の中のアート: 特にお掃除をしているおばさんの姿をしたオブジェは、親しみやすさとシュールさが同居していて、思わず足を止めて見入ってしまいました。
- 高雄の活気を感じる: きらびやかな芸術作品というよりは、そこに住む人々の力強さをデフォルメしたようなデザイン。同じ形の像がエリア内にいくつかあり、それぞれ異なるペイントが施されているので、お気に入りを探すのも楽しいですよ。
空を見上げて!「屋根の上で黄昏れる人々」

地上ばかり見ていると見逃してしまいそうなのが、倉庫の屋根の上に設置されたアートです。
- 遊び心満載の演出: 屋根の縁に腰をかけ、のんびりと見下ろしている像。
その他にもたくさん撮ったオブジェたち



他にもおしゃれな外観のお店がたくさんあります。



静かな朝の時間帯だったからこそ、誰に邪魔されることもなく、これらユニークなオブジェをじっくり撮影できたのは、唯一の収穫だったかもしれません。
高雄の新ランドマーク「大港橋」とその先にあるもの

オブジェ巡りをしていると、港の方に真っ白で近未来的な形の大きな橋が見えてきます。
それが「大港橋(高雄港大橋)」です。
台湾初の水平回転橋
実はこの橋、決まった時間になると船を通すために中央が回転する珍しい仕組みになっています。
橋そのものがアートのようで、どこから撮っても絵になります。

私たちは残念ながら回転する姿は見ることができませんでした。
橋を渡った先には「大港倉410」

橋を渡りきると、リノベーションされた新しい倉庫群「大港倉410」エリアに到着します。
ここには、さらにおしゃれなセレクトショップや、地元高雄のクラフトビールが楽しめるお店、海を眺めながら一息つけるカフェが並んでいます。
- ただし注意!: ここも他のお店と同様、午前中は閉まっていることが多いです。

写真を見てもらったら分かりますが全然人がいません!(笑)
ホテル選びの注意点:アート特区近くに泊まるべき?

旅行の計画段階では、観光スポットのすぐそばに泊まるのが一番便利だと思いがちですよね。
私も当初は、アート特区が今回の旅のメインイベントだったので、すぐ近くにあるホテルへの宿泊を検討していました。
検討していた「帕鉑候工所(PAPO’A HARBOR HOTEL)」の印象
アート特区の目と鼻の先にある「帕鉑候工所(PAPO’A HARBOR HOTEL)」。
古い建物をリノベーションした非常にデザイン性の高いホテルで、外観からもそのおしゃれな雰囲気が伝わってきます。
「ここに泊まれば朝から晩までアートに浸れる!」と考えていたのですが、実際に現地を訪れてみて、少し考えが変わりました。
結論:近くのホテルに泊まるほどではない?
実際にアート特区を歩き、朝の静けさやお店の開店状況を目の当たりにして感じたのは、
「ここは宿泊拠点にするよりも、数時間遊びに来る場所としてちょうどいい」ということでした。
- 夜の利便性: アート特区周辺は夜になるとお店が閉まるのが早く、食事や買い出しの選択肢が限られる印象を受けました。
- 移動のハードル: MRTやLRTがこれだけ整備されているので、わざわざここに泊まらなくても、他のエリアからサクッとアクセスできてしまいます。
どこへ行くにも便利な「高雄駅」周辺にして大正解!
結局、私は高雄駅(高雄火車站)近くのホテルに宿泊したのですが、これが大正解でした。
- 圧倒的なアクセスの良さ: 地下鉄(MRT)だけでなく、台鉄(国鉄)やバスも集結しているため、三鳳宮へ行くにも、今回のアート特区へ行くにも、どこへ向かうにもストレスがありません。
- 選択肢の多さ: 飲食店やコンビニも多く、朝食から夜食まで困ることがありませんでした。
「アート特区に近いから」という理由だけで宿を決めるのではなく、「高雄市内のどこへでも行きやすい拠点」を選ぶ方が、結果的に旅のタイパ(タイムパフォーマンス)は上がると実感しました。

まとめ:駁二芸術特区を満喫するためのアドバイス
高雄のアート特区は、間違いなくユニークで面白い場所です。
しかし、私の体験からお伝えできる最大のアドバイスは以下の2点です。
- 行くなら11:00以降!(朝早すぎるとお店が閉まっていて寂しい)
- 宿泊は「高雄駅」周辺がおすすめ!(移動の利便性が段違い)
これから高雄を訪れる方は、ぜひこのスケジュール感と拠点選びを参考に、最高の旅を楽しんでくださいね。

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