2025年夏の北海道旅行で釧路・札幌・支笏湖を公共交通機関のみで周遊しました！
釧路駅から新千歳空港まで特急列車「おおぞら号」を利用。
実は私たちは当初、支笏湖へ向かう片道のみ「おおぞら号」に乗る予定が、
濃霧で急遽飛行機の到着が釧路空港から新千歳空港に変更になったので行き帰り両方で乗車することに！
片道4時間という長旅ですが、電波状況や車内での過ごし方、
そして駅弁ならぬ「釧路グルメ」の楽しみ方まで！
また、公共交通機関で支笏湖温泉まで行く方法もご紹介いたします。
釧路駅からは支笏湖温泉に向かうのですが、南千歳駅ではなく新千歳空港からバスに乗るべき理由までご紹介いたします。
行き帰りとも電車移動で疲れていたので
電車の写真ほとんどありません。
基本情報：釧路から新千歳空港への特急列車「おおぞら号」
釧路と新千歳空港を結ぶ特急列車「おおぞら号」は、北海道の東西を結ぶ重要な移動手段です。
札幌駅から釧路駅まで走っています。
北海道旅行を公共交通機関のみで移動するのに重要な列車です。
ここでは、私たちが実際に利用した具体的な時刻と、旅費に関わる料金体系について解説します。
運行スケジュールと所要時間（釧路→新千歳空港）
実際に乗車した時刻を中心に、南千歳駅での乗り継ぎ時間も含めて解説します。
1日6往復！全席指定の特急おおぞら号
釧路と札幌方面を結ぶ特急「おおぞら号」は、現在1日6往復運行されています。
この列車は全席指定席であり、自由席はありません。事前に必ず切符を予約するようにしてください。
釧路駅から新千歳空港までの移動時間は、特急列車と快速エアポートの乗り継ぎを含めて約4時間です。
私たちが利用した朝の便のスケジュールは以下の通りでした。
特急おおぞら4号
6：18 釧路駅
10：08 南千歳駅
快速エアポート
10：14 南千歳駅
10：17 新千歳空港駅
南千歳駅での乗り換えはわずか6分
その後支笏湖行きのバスは
11：36 新千歳空港
12：32 支笏湖温泉
新千歳空港では1時間ほど過ごせます。
【南千歳駅での乗り換えについて】
スムーズな連絡：「特急おおぞら号」と「快速エアポート」のダイヤは、基本的に連絡するよう組まれているため、待ち時間はほとんどありません。
移動の注意点：おおぞら号が到着するホームと、快速エアポートが発車するホームは異なる線路（車線）になります。ホームを移動するために上に登る必要がありますが、エスカレーターとエレベーターが設置されているため、重いスーツケースがあっても安心して移動できます。
料金体系とスーツケース利用者が知っておくべきこと
片道約10,000円！料金内訳と荷物の置き場
釧路駅から新千歳空港までの移動にかかる料金は、以下の合計となります。
- 特急おおぞら号（釧路〜南千歳）：9,770円
- 運賃と全席指定席特急券を合わせた金額です。
- 快速エアポート（南千歳〜新千歳空港）：230円
片道で約10,000円の費用がかかると見込んでおくと良いでしょう。
（※料金は時期や割引、乗車区間により変動する可能性があるため、購入時にご確認ください。）
私たちはえきねっとで購入しました！
【スーツケース利用者に朗報！】
特急「おおぞら号」の車両には、荷物置き場が設置されています。
特に大型のスーツケースをお持ちの方は、以下の点を予約時に考慮してください。
- 予約のコツ：荷物置き場の近くの座席を予約しておけば、移動中も自分の荷物を常に視界に入れておくことができるため、盗難の心配が少なく安心です。
- 車内への持ち込み：座席の上に荷物棚もありますが、4時間の移動で快適に過ごすためにも、大きな荷物は荷物置き場を活用しましょう。
JR北海道の公式HPで座席・荷物置きの場所など確認することができます。
長距離移動を快適にする！4時間の車内での過ごし方
片道4時間という「特急おおぞら号」の長旅は、正直なところ、決して楽ではありません。
私たちの実体験に基づいた、車内での過ごし方と注意点をご紹介します。
4時間の長旅は正直しんどい？電波・設備と熟睡のコツ
コンセントは見当たらず！バッテリーは必須
4時間の長旅を快適に過ごす上で、PCやタブレットなどの利用は必須ですが、
車内でコンセントは見つけられませんでした。
私たちのように移動中にデジタル機器を使いたい方は、モバイルバッテリーを必ず持参することをおすすめします。
【電波・熟睡・過ごし方】
おすすめの時間帯：朝一番の便は、移動開始直後に朝食を食べ、そのまま寝て過ごせるため、時間経過が速く感じられおすすめです。
電波状況：不安定な区間が多く、インターネット通信や動画視聴は途切れがちでした。事前にダウンロードした動画や書籍を用意しておくのが安心です。
過ごし方：風景が見えない夜の移動では、PCやタブレットでの作業以外に時間をつぶすのが難しいです。正直旅の疲れで電車では爆睡して過ごしましたが、これが長距離移動を乗り切る最も確実な方法かもしれません。
旅情を誘う車内グルメ！絶品おにぎりと買い出しのコツ
絶品おにぎりは必食！でも朝一番の便は注意
列車旅で一番わくわくする時間はご飯を食べる時間ではないですか？
私たちは朝の便で釧路駅で購入したおにぎりやパンを、夜の便では新千歳空港で買ったビールを楽しみました。
【買い出しの鉄則】
- 最強の車内グルメ：特に、釧路駅前で買えるおにぎりは絶品です。長旅の疲れを吹き飛ばす美味しさなので、ぜひ買ってほしい逸品です。
- 早朝便利用の注意：朝一番の特急おおぞら号（6:18発）を利用する場合、釧路駅のおにぎり屋さんの開店時間に間に合いません。私たちもパンとおにぎりは前日に購入し、ホテルの冷蔵庫で保管してから持ち込みました。早朝便を利用する方は、前日中に買い出しを済ませておきましょう。
▶絶品おにぎり屋の詳細は、釧路駅グルメ記事をご覧ください
予期せぬハプニング！行きも帰りも乗車した私たちの体験談
飛行機遅延で往復乗車に！北海道の列車移動の現実
私たちの北海道初日は、濃霧により釧路空港着の予定が新千歳空港着に変更になるというハプニングで幕を開けました。
伊丹空港の出発も遅れた結果、釧路駅に向かう最終列車に乗り、4時間かけて釧路駅へ向かうことに。
夜中0時頃に釧路駅に到着するという、ハードな初日となりました。
【予期せぬ体験から学んだ教訓】
- 夜の長時間移動のしんどさ：夜は景色が見えず、時間をつぶすのが大変でした。ただし、終点なので寝過ごす心配がないのは助かりました。往復での長時間列車移動は正直おすすめしません。
- 遅延リスク：ホテルのスタッフさんによると、北海道の列車は動物との衝突などで遅延することが多いそうです。時間通りに動いたら「運がいい方」という認識を持つべきとのこと。
- スケジュールの余裕：旅の行程を組む際は、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。特に朝一番の移動であれば、遅れても取り戻せる可能性が高いため、おすすめです。
▶︎ノロッコ号立ち往生！北海道の鉄道旅のトラブルレポートはこちら
支笏湖温泉へ！失敗しない新千歳空港での乗り継ぎ戦略
釧路駅から新千歳空港までやってきました！
ここからはバスに乗り換えて支笏湖温泉まで向かいます。
支笏湖温泉までのバスはおおぞら号の乗り換えの南千歳駅にもバス停があるのですが
私たちはあえて新千歳空港でバスの乗り換えをすることにしました。
料金も高くなるのにどうしてそのような方法をとったのかご紹介いたします。
なぜ南千歳駅でのバス乗り継ぎは避けるべきなのか？
屋根も待合室もない！外で長時間待つリスク
釧路方面から支笏湖温泉へ向かう際、最も最短な乗り換え駅は南千歳駅です。
しかし、この乗り換えルートはおすすめしません。
待合の環境：南千歳駅のバス乗り場には、屋根や雨をしのぐ場所がほとんどありません。 Googleマップなどで場所を確認しても、非常に簡素なバス停であることがわかります。天気が良くても外で長時間待つのは大変ですが、雨の日や雪の日はもっと大変です。
接続の悪さ：特急おおぞら号と支笏湖行きのバスのダイヤはうまくいっていないことが多いため、乗り換えに1時間以上待つ必要がある場合もあります。
荷物の負担：乗り換えだけでも大変なのに、スーツケースを持った状態で、何の設備もない場所で長時間待つのは、長旅の疲れをさらに増幅させてしまいます。
新千歳空港乗り継ぎの圧倒的なメリット
旅の快適性を最優先！すべてが揃った空港乗り換え
あえて列車で一駅分余分に乗り、料金が高くなっても新千歳空港で乗り換えを行うのには、決定的な理由があります。
それは、「旅の快適性が飛躍的に向上する」からです。
待合場所が快適：新千歳空港内には、快適な椅子やカフェがあり、屋内で座って待つことができます。寒い冬でも暑い夏でも安心です。
始発の安心感：空港が始発なので、必ず座って支笏湖まで向かうことができます。南千歳駅のような混雑の心配がありません。
利便性が高い：空港内にはお土産屋やレストランが豊富にあり、バス待ちの時間を使って最後の買い物や食事を済ませられます。
実際のバス乗り場と運行情報（2025年冬ダイヤ）
【新千歳空港発】支笏湖行きバスの詳細
支笏湖温泉へ向かうバスは、北海道中央バスの公式HPで最新時刻を確認できます。
ここでは、私たちが利用した際の情報を元にご紹介します。
運行頻度：支笏湖行きのバスは1日に4便のみと非常に少ないため、特急おおぞら号の到着時刻から逆算して、乗る便を決めておきましょう。
料金：片道1,260円
バスの設備：車内には無料Wi-Fiがあり、充電もできる設備が整っていました。長距離移動後の最後のバス移動も快適に過ごせます。
【具体的な時刻表（2025年冬ダイヤ）】
新千歳空港発支笏湖着
8:29発9:22着
11:39発12:32着
14:30発15:27着
16:34発17:30着
【乗り場案内】
バス乗り場は、新千歳空港の1階到着ロビー外にあります。
支笏湖線は28番乗り場から出発します。迷わないよう、案内に従って向かいましょう。
まとめ：公共交通機関で巡る北海道の旅へ
片道4時間という長距離移動のリアルな情報をお伝えしてきましたが、
結論として、釧路から支笏湖まで列車とバスを乗り継ぎ、公共交通機関だけで北海道周遊は十分可能です！
旅の成功は「知識」と「事前準備」にかかっている
長旅を乗り切るための心得
1.過ごし方を決めておく:
- ネットに頼らない: 車内はネットの電波があまり良くないので、SNSやネットサーフィンはおすすめしません。
- 映画などを準備: 4時間潰せるように、映画や動画を事前にダウンロードしておきましょう。
2.移動の時間帯: 景色が見えない夜の移動は時間をつぶすのが大変なので、朝の時間帯の移動をおすすめします。往復での長時間移動は避けた方が無難です。
【北海道の鉄道移動の現実】
動物との衝突などで列車が遅れることは珍しくありません。あまり遅い時間の電車移動はおすすめしません。
時間に余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
【最後に！】
ぜひ、釧路駅で売っている絶品のおにぎりをゲットして、車内で旅の疲れを癒やしてください！
公共交通機関を乗り継いで巡る北海道の旅、ぜひ楽しんでくださいね。
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