オランダ旅行7日目。
いよいよオランダを去る日がやってきました。
旅の最後に選んだのは、風車の村ザーンセ・スカンスとハイネケン・エクスペリエンス。
慌ただしい一日でしたが、空港での思わぬサプライズまで、最後の最後まで旅の醍醐味が詰まっていました。
オランダの風景、食、そして人々の温かさに触れたこの旅の集大成をレポートします。

私のオランダ旅:7日目のスケジュール
- 7:00ホテルチェックアウト
- 7:30Noord駅→ザーンセスカンスへ(バス1時間)
- 8:30ザーンセスカンス到着(約2時間)
- 11:20アムステルダム中央駅到着(電車で約20分)
- 13:45ハイネケンエクスペリエンス(約2時間)
- 18:00スキポール空港到着
- 21:30スキポール空港→廈門空港
【飛行機泊】
風車と木靴の村、ザーンセ・スカンス

バスで風車の村へ

アムステルダムでの最後の朝は、昨日スーパーで購入しておいたパンとヨーグルト、
そして晩酌用に購入していた生ハムとチーズを乗せて、贅沢な朝食を楽しみました。
広い部屋で冷蔵庫も完備され、駅から徒歩1分という最高の立地。
Mercure Amsterdam North Stationは本当におすすめですよ!

このホテルにして本当によかったです。
朝早くに朝食を済ませると、すぐに荷造りをしてチェックアウト。
まだ朝7時前でしたが、スムーズに対応してもらえました。

ホテルのすぐ横がバス停です。徒歩1分もかからずに到着します。
しばらく待つと、111番のバスが来ました。
ラッキーなことに、このバスはGVB乗り放題チケットが使えました。

バスに揺られること15分ほどでザーンダイク駅に到着。
ここでは、ザーンセ・スカンス行きのバスに乗り換えます。
同じホームで待てばよかったので、とても楽でした。

しばらくすると目的のバスが到着し、クレジットカードで乗車。

バスに揺られること1時間ほどで、ようやく目的地ザーンセ・スカンスに到着しました。
朝の風車が織りなす幻想的な風景
ザーンセ・スカンスに到着したのは、まだ朝8時ごろ。

あいにくの曇り空で気温も低く、ウルトラダウンを着込んでも寒いくらい。
朝早かったおかげで人影はまばらで、静かな時間が流れていました。
テーマパークのような賑わいを想像していましたが、実際はとても落ち着いた雰囲気。
これから動き出すかのように静かに佇む風車が、幻想的な風景を作り出していました。

歩いているうちに雨も降り出し、寒かったので温かいホットチョコレートのお店へ。

店内には手作りのお菓子も並んでおり、自分たちのお土産用にも購入しました。
チーズと木靴の工場見学

ホットチョコレートで温まった後、私たちはチーズ工場と木靴工場へ向かいました。

チーズ工場にはすでにすごい人が。
ほとんどの種類のチーズが試食できたので、ここでは味見だけ。
人が多くてレジに並ぶのも大変そうだったので、購入は後ほどアムステルダム市内ですることにしました。
こちらのチーズのお店は至る所にあるのでいつでも購入することができます。

次に訪れたのは、木靴工場です。
こちらは入れ替え制なので、次の実演が始まるまで人混みの中で待ちました。
やはり10時を過ぎると、どこも一気に人が増えるようです。
ゆっくり見学するなら、朝早い時間に行くのがおすすめです。

ここでは、職人さんが大きな木の塊から、あっという間に木靴を削り出していく様子を見ることができました。

木靴工場の中ではお土産がたくさん売っているのでかわいいお土産を購入することができます!
伝統的な技術に感心しつつ、約2時間ザーンセ・スカンスでの滞在を楽しみました。
アムステルダムで最後のグルメと体験
最後の一食は名物パンケーキ
ザーンセ・スカンスからの帰りは、行きとは異なる電車を選びました。
最寄り駅まで20分ほど歩く道中、運良く跳ね橋が上がる瞬間を目撃!
これもまた貴重な体験となりました。

駅からは電車でアムステルダム中央駅まで約20分。
バスよりもずっと早く戻ってくることができました。

ハイネケン・エクスペリエンスまでの時間に少しお腹を満たそうと、駅近くのPancakes Amsterdamへ。
こちらも人気店で列ができていましたよ。
待ち時間は30分ほど待ったと思います。この日は風が強くて寒くて大変でした。

3人で2枚のパンケーキを注文しましたが、ボリューム満点ながらも、ペロリと完食。
アムステルダムでの最後の食事を堪能しました。
お会計の際、オランダ旅行で初めてチップを請求されてびっくり。
チップを払う心の準備ができておらず、そのまま店を出てしまったことを少し後悔しています。
ハイネケン・エクスペリエンスで最後の乾杯
パンケーキでお腹を満たした後は、14時に予約していたハイネケン・エクスペリエンスへ。
ハイネケン・エクスペリエンスまでは電車で20分、徒歩で30分ほどの距離でしたが、

アムステルダムの美しい街並みを楽しみたくて、再び歩くことにしました。

会場に着くと、その外観だけでもワクワクが止まりません。
最初はスタッフによる簡単な解説を聞き、その後は自由行動。
ハイネケンの歴史を学んだり、自分がビールの製造過程に入り込んだかのようなユニークなアトラクションを体験したりと、遊び心満載で楽しめます。

そして、お待ちかねの試飲タイム!
最後に飲める2杯のビールがとても飲みやすく、あっという間にグラスが空になりました。
これだけのビールが付いてきて、こんなに楽しめる工場見学は本当におすすめです。

旅の思い出を詰め込む最後の時間
二手に分かれて最後のお土産探し
ハイネケン・エクスペリエンスを終え、この旅最後の食べ歩きへ。

まずは、連日行列ができると有名なBiscuiterie Van Stapeleのチョコクッキーを買いに行きました。
幸運なことにこの日は列が短く、すぐに購入。

お店の近くのベンチで3人、できたてのクッキーを頬張りました。
一口食べると、濃厚な甘さが口いっぱいに広がり、紅茶やコーヒーが欲しくなる贅沢な味でした。
クッキーを食べた後、最後に気になっていたフリッツとストロープワッフルの店へ向かいますが、お店が反対方向にあるため、ここで二手に分かれることに。
フリッツを買う組と、ストロープワッフルを買う組に分かれ、それぞれ行列に並びます。

フリッツ組はVlaams Friteshuis Vleminckxへ。このお店で人気のカレー味を購入。

ストロープワッフルはHans Egstorfへ。
どちらのお店も人気でしたが、ほぼ同じ時間に買い終わり、無事に合流。
食べたいものを全て食べられて思い残すことなく、旅の最後の思い出を胸に、ホテルへと向かいます。

慌ただしい帰国の準備
Mercure Amsterdam North Stationへはアムステルダム中央駅から地下鉄に乗って帰ります。
乗車時間は約3分。

預けていた荷物を受け取り、いよいよスキポール空港へ向かいます。
ホテル最寄りの駅からは地下鉄とNS(オランダ鉄道)を乗り継ぎます。

地下鉄でアムステルダム中央駅まで移動し、NSに乗り換えて空港へ向かうルートです。
乗車時間はおよそ40分でした。
タックスリファンドをしないといけないので3時間30分前には空港に着くように向かいます。
さよならアムステルダム、そして厦門へ
予想以上に時間がかかったタックスリファンド
出発時刻の21時半に余裕を持って間に合うよう、18時前にはスキポール空港に到着しました。

まず向かったのは免税手続きのカウンター。
すでに長い列ができており、手続きが終わるまでに1時間もかかってしまいました。
タックスリファンドを利用する予定の方は、時間に余裕を持って空港に来ることを強くお勧めします。
無事に手続きを終え、ほっとしたのも束の間。
次の厦門行きのチェックインカウンターが、タックスリファンドのカウンターからものすごく遠く、歩くだけでかなり疲れました。
ようやくチェックインを済ませ、荷物を預け、いよいよ制限エリアへと進みます。

旅の終わりに最高のサプライズ
制限エリアに入ってからも、搭乗口までかなり歩きました。
空港には早めに着いたものの、免税手続きや広い空港内での移動に時間を取られ、ラ
ウンジに着いた頃には搭乗時間まで2時間を切っていたと思います。

スキポール空港のラウンジはとても混雑していると聞いていたので、急いでQRコードで順番待ちをしました。
その時点で39組目。

搭乗までにラウンジに入れるか微妙なところでしたが、近くにある有名な時計を見ながら待つことにしました。
待ち時間にトイレへ行くと、なんと無料のシャワーを発見!

ドライヤーはありませんでしたが、1日中歩き回って汚れた体を、長時間のフライト前にさっぱりさせることができて本当に嬉しかったです。
この無料シャワーを見つけられただけでも、この旅最後の最高のサプライズになりました。

帰りも廈門航空を利用して帰ります。まずは廈門高崎空港へ向けて出発!

オランダ旅の思い出を振り返って
あっという間の7日間でしたが、オランダでの旅は心から満たされるものとなりました。
風車が立ち並ぶザーンセ・スカンスや、色鮮やかなチューリップが広がるキューケンホフ公園。
雑誌でしか見たことのない絶景を、実際にこの目で見ることができた感動は忘れられません。
そして、アムステルダム国立美術館やゴッホ美術館で本物の名画に触れ、巨匠たちの人生に思いを馳せた芸術の旅。
華やかな観光地だけでなく、コインランドリーで親切な人に助けられたり、地元の人々の暮らしに触れたりしたことで、この旅は一層思い出深いものになりました。
たくさんの出会いや発見があったオランダ。
またいつか、この美しい国を訪れたいと心から思います。
【オランダ旅行記8・9日目】旅の終着点へ。ケンタッキーとラウンジで過ごす最後の記録
