旅もいよいよ後半戦。
6日目は、オランダの誇る二大巨匠、ゴッホとレンブラントの世界にどっぷり浸ります。
しかし、偶然立ち寄った場所で、思いがけない人の優しさに触れたり、最高のアップルパイに出会ったり。
コインランドリーでの心温まる地元の人との交流は旅のハイライトとなりました。
この記事では、ゴッホの情熱とレンブラントの息吹を感じたアートな時間から、
地元の人との交流まで、旅のおもしろさ伝える一日をレポートします。

私のオランダ旅:6日目のスケジュール
- 9:00ゴッホ美術館(約3時間)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA - 14:30Winkel43アップルパイ
- 15:30レンブラントの家(約2時間)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA - 19:00ホテルに戻る
【アムステルダム泊】
ゴッホの情熱に触れる午前

開館と同時にゴッホ美術館へ
ホテルから地下鉄に乗ってゴッホ美術館に向かいます。

アムステルダム国立公園を抜け、

モコ美術館の前を通りすぎ

ゴッホ美術館に到着です。
アムステルダム国立美術館と同じく、ゴッホ美術館も開館前からすでに長い列ができていました。
その人気の高さに改めて驚きます。

エスカレーターで地下に降りていくと、落ち着いた雰囲気の空間が広がり、吹き抜けの天井から差し込む光がとても綺麗でした。
この日はあいにくの曇りでしたが、晴れている日はもっと明るく綺麗なんだろうなぁと感じます。
いよいよゴッホの絵画と対面するんだと胸を膨らませながら進むと、

まず最初にゴッホの自画像が私たちを迎えてくれます。
作品は年代順に展示されているので、ゴッホの作風や色彩の変化が手に取るように分かり、
オーディオガイドからも彼の苦悩がひしひしと伝わってきました。

特に印象に残ったのは、最後の階に展示されていた『花咲くアーモンドの木の枝』です。
弟テオの息子の誕生を祝って描かれたこの作品は、
吸い込まれるような美しい青とアーモンドの花の色がとても印象的で、しばらくその場を離れることができませんでした。
私たちは、3時間ほどかけてゴッホの世界を心ゆくまで堪能しました。
アムステルダムの日常に触れる
心温まる!コインランドリーでのハプニング
ゴッホ美術館での鑑賞を終え、次に向かったのはコインランドリーです。

ゴッホ美術館からはトラムに乗って20分ほどの場所にあります。
実は、洗濯をしている間に、すぐ近くの有名店でアップルパイを食べるという計画を立てていました。
お昼ご飯をまだ食べていなかったので、3人ともお腹はペコペコです。
海外でコインランドリーを使うのは初めてではないので、最初は余裕がありました。

しかし、いざお金を入れる機械を前にすると、全く使い方が分かりません。
何度試してもお金が戻ってきてしまい、3人で困り果てていました。
そんな時、一人の男性「ハロー」が入ってきました。
挨拶されたのかと思い、「ハロー」と返すと、彼は奥にいる別の男性に話しかけていました。

この時はすごく恥ずかしかったです。(笑)
すごく恥ずかしい状況でしたが、何度やってもお金が戻されてしまうので
意を決してその男性に「両替してもらえませんか?」と話しかけると、
男性はもう一人のお客さんと二人で、お金が入らないのかと心配してくれました。

そして、洗濯機の使い方から乾燥機の使い方まで、一から丁寧に教えてくれました。
説明の合間に雑談もしならが、無事に洗濯機を回すことができました!
最初は恥ずかしい思いもしましたが、思い切って話しかけてみると、二人ともとても親切で優しい人でした。
感謝の気持ちを伝え、安心してアップルパイを食べに行くことができました。
念願の3回目のアップルパイ
コインランドリーでの心温まる出会いの後、私たちは念願のアップルパイ店Winkel 43へと向かいました。

「アムステルダム アップルパイ」と検索すると必ずと言っていいほど出てくる有名店で、
母が旅行プランを立てているときから「絶対に行きたい!」と楽しみにしていたお店です。
コインランドリーからは徒歩1、2分で着きます。同じ通りにあります。
店の外にはたくさんの人が並んでいましたが、
店員さんの声かけでテラス席に案内され、すぐに座ることができました。

この旅で3回目のアップルパイ!
運ばれてきたアップルパイは、香ばしい香りが食欲をそそります。
一口食べると、有名なだけあって本当に美味しい!
添えられた生クリームも絶品で、お昼ご飯を食べていなかったので、あっという間に完食してしまいました。

お腹を満たした後は、洗濯を終えるために再びコインランドリーへ。
すると、先ほど助けてくれた男性がまだいて、乾燥機の使い方をもう一度丁寧に教えてくれました。
この人がいなければ洗濯ができなかったので、本当に感謝してもしきれないくらい感謝しました!
ただ、英語がうまく話せず、「Thank you!」としか伝えられなかったのが、本当に歯がゆかったです。
巨匠が暮らしたレンブラントの家
コインランドリーを後にして、私たちは徒歩でレンブラントの家へと向かいました。
トラムに乗っても歩いても25分ほどかかるので、
「せっかくならアムステルダムの街並みを歩きながら楽しもう!」と、のんびり散策しながら進むことに。

歩いているだけで楽しい街並みです。

道中には、おしゃれなショップやカフェが立ち並ぶ9ストラーチェス(ナインストリーツ)を通り、
ウィンドウショッピングを楽しみながら歩きました。30分ほどの道のりもあっという間です。

レンブラントの家は、彼が絶頂期から破産に至るまでの19年間を過ごした場所です。
アムステルダム国立美術館で見た『夜警』を描いた巨匠は、一体どんな家に住んでいたのだろう。
そんな期待に胸を膨らませて中へ入ると、無料で借りられる質の高いオーディオガイドのおかげで、
彼の波乱に満ちた生涯をより深く理解することができました。

夢中になって見て回っているうちに、あっという間に閉館時間を過ぎてしまいました。
レンブラントの世界を心ゆくまで堪能した後は、もう少しレンブラントを学びます。
レンブラントの像を見るためにレンブラント広場へ。

旅の終わりに近づくアムステルダムの夜

レンブラントの家からレンブラント広場へ
レンブラントの家を後にして、私たちは徒歩でレンブラント広場へ向かいました。
アムステルダム国立美術館で見た像の模型がきっかけで、「せっかくなら本物を見てみよう!」となりました。
レンブラントの家からレンブラント広場までは徒歩10分です。

こちらがレンブラント広場にあるレンブラントの像です。
この像の向かいには

joseph klibanskyという方の像があります。
周辺には多くのカフェが並んでいました。
旅の最後の夜はスーパーとFEBOで
レンブラント広場からわずか徒歩2分の場所にあるアルバートハインへ向かいます。
今日の晩御飯・明日の朝ごはん・お土産を調達します。

スーパーの住所:Utrechtsestraat 17, 1017 VH Amsterdam, オランダ

こちらの小分けの生ハムやチーズはめちゃめちゃ重宝しました。
毎日買っていたと思います。
ホテルへ戻る前に、もう一つのお楽しみへ。
「オランダに来たら絶対にFEBOのコロッケを食べる!」と決めていたので、
アムステルダム中央駅へ向かう道中で立ち寄ります。

こちらが有名なFEBOです!

クレジットカードで気軽に買えちゃいます。
念願のコロッケを購入し、持っていた袋に入れてホテルへ。
地下鉄に乗り、GVB乗り放題チケットを使って無事帰路につきました。

ホテルで食べたFEBOのクロケットとビール。
6日目を終えて
盛りだくさんな1日を終え、ホテルに戻ると、さすがに疲れがドッと押し寄せました。
この日は、ゴッホとレンブラントという二人の巨匠の世界を巡った、まさに芸術漬けの1日。
二人の偉大な芸術家の人生に深く触れる、感動的な1日になりました。
しかし、それ以上に心に残ったのは、コインランドリーでの心温まる出会いかもしれません!
人々の温かさに触れた感動で、心地よい疲労感に包まれました。
明日はいよいよオランダで過ごす旅の最終日。
風車の街ザーンセ・スカンスと、ハイネケン・エクスペリエンスを巡り、
アムステルダム・スキポール空港から厦門へ向けて出発します。
【オランダ旅行記7日目】さよならアムステルダム!風車とビールを巡る旅の集大成
