アムステルダムの美しい運河や歴史的建造物を巡る旅、移動手段に迷っていませんか?
「アムステルダムの街を隅々まで歩き回りたいけれど、移動が不安…」
「せっかくの旅行だから、交通費は気にせず楽しみたい!」
そんな思いで、私が選んだのが
アムステルダムの公共交通機関が乗り放題になるお得なフリーパス
「公共交通機関デイチケット(GVB)」です。

現地の公共交通機関を使いこなせば、
時間もコストも大幅に節約できます!
Klookで手軽に購入できる
「アムステルダム公共交通機関デイチケット(GVB)」を
実際に4日間使用した体験談を元に、
「料金を気にせず移動できる快適さ」や
「風車の街ザーンセスカンスへのアクセスに一部利用可能」といった利点から、
「改札での反応の悪さ」や「スマホ充電切れのリスク」といった注意点まで、
実際に利用したからわかるリアルな情報をお届けします!
さらに、アムステルダム観光にはGVBデイチケット以外にも、
I Amsterdam City CardやAmsterdam Travel Ticketなど、
魅力的な交通パスがいくつかあります。
この記事では、それぞれのチケットを比較していますので
ぜひ、ぴったりの一枚を見つけてください。
この記事を読んで、あなたの次のアムステルダム旅行を
よりスムーズで忘れられないものにしましょう!

アムステルダムの足「GVBデイチケット」って何?

GVBデイチケットの種類
・1日券(24時間)
・2日(48時間)~7日(168時間)
・グループ1日券(5名まで)※公式のみ
GVBデイチケットはこのような種類があります。
グループ券はGVBの公式HPでしか見つけられませんでした。
利用できる交通機関
GVBデイチケットで利用できるのは、GVBが運営する公共交通機関のみ
・トラム (Tram)
・バス(Bus)
・メトロ (Metro)
・フェリー (Ferry)
アムステルダム中央駅裏手(アイ湾)を渡る無料フェリーもGVBが運航していますが、
これらはチケットなしで乗船できます。
注意点:GVB以外の交通機関(空港への電車、郊外バスなど)は利用できません。
購入できる場所
GVBサービスポイント/チケット&インフォメーション
アムステルダム中央駅(Amsterdam Centraal)など、主要な駅にあります。
ビジターインフォメーションセンターでも取り扱っています。
子供用(4〜11歳)のチケットも購入できます。
GVBチケット自動販売機
地下鉄の各駅に設置されています。
一部のトラム停留所にも設置されています。
目印は、以前は青色の券売機でしたが、 現在は上部が赤い新しいタイプになっているものもあります。

私たちは見つけられませんでした。
トラム・バス車内(一部)
トラムやバスの車内でも1時間券や24時間券が購入できる場合がありますが、
現金は使えず、クレジットカードのみ利用可能です。
トラムの場合、後方に乗務員がいるカウンターで購入できます(いない場合は運転手から)。
バスは運転手から直接購入できます。
オンライン
GVB公式アプリや、GetYourGuide、Klookなどの旅行サイトを通じて、
Eチケットとしてオンラインで購入することも可能です。
事前に購入しておけば、現地での手間が省けます。
オンライン購入の場合、紙のチケットにかかる1ユーロの手数料がかからない場合も!

購入できる場所は色々ありますが
オランダに着いてからの時間を有効活用したい場合は
事前にオンライン(Klook等のサイト)で買っておくのをおすすめします!
実際の購入方法
私たちはKlookで予約しました!
・【Klook】アムステルダム市営交通 1~7日間乗り放題チケット
こちらで購入して4日間使いました。
公式HPだとユーロ建てになり、クレジットカード手数料+為替の心配がありますが
Klookだと円決済できるのでレートの心配がないのと手数料がかからないです!
Klookは為替に連動しているようで見る日によって微妙に値段がかわっていました。
私が買った時は4日間で4,216円でした。
具体的な利用方法
利用前の注意点
それぞれの利用方法を説明する前に利用時の注意点をご紹介します。
タッチイン・タッチアウトの徹底
乗車時・降車時は必ずタッチするのを忘れないようにしましよう!
定期的に乗務員の方がチェックして回っています。
チケットを所持していてもタッチするのを忘れていると 罰金の対象になる可能性もあります。
有効期間
有効期間は1日単位ではなく、タッチしてから24時間。
例えば、1日券を午後3時に使い始めたら、翌日の午後3時まで有効です。
トラム・バス・メトロ実際の乗り方
トラム

1.乗車するトラムの確認
停留所には、次に来るトラムの番号や行き先が表示されています。
目的の場所へ行けるトラムかを確認しましょう。
オランダは右側通行です。日本とは逆ですので注意してください!
2.ドアを開けて乗車
トラムが停車したら、ドアの脇にある「Deur Open」などの表示があるボタンを押して、
自分でドアを開けます。自動で開くドアもあります。
3.チェックイン(タッチイン)
最も重要です! 乗車したら、ドア付近にある黄色のカードリーダーに、
GVBデイチケットやクレジットカードを必ずタッチしてください。
4.降車準備
車内の路線図や案内表示で、降りる停留所が近づいてきたら、
赤い「Stop」ボタン(または降車ボタン)を押して運転手に知らせます。
5.チェックアウト(タッチアウト)して降車
降りる前に再度、ドア付近にある同じカードリーダーにチケットをタッチしてください。

停車してからだと焦ってしまうので
私たちは近づいてきたら早めにタッチしていました。

現地の人も停まる前からタッチしている人が多かったです。
バス

乗り方はほとんどトラムと同じです。
1.乗車するバスの確認
行先・バスの番号を確認。
2.チェックイン(タッチイン)
バスは前から乗り込んで後ろからおりる場合が多かったです。
3.降車準備
赤い「Stop」ボタン(または降車ボタン)を押して運転手に知らせます。
4.チェックアウト(タッチアウト)して降車
ドア付近にあるスキャンの機械にタッチして降りる。
電車

トラム・バスとほとんど同じです。
1.行先の確認
駅構内にある案内板で、目的地の駅がどのホームから出発するか確認します。
オランダの電車は、最終目的地が表示されることが多いので、
途中の駅に行く場合でも、最終目的地を確認しておくと良いですよ。
2.チェックイン

改札ゲートがある場合:チケット(QRコード等)を改札機の読み取り部分にかざし、ゲートを通過します。

改札ゲートがない場合: ホームや駅の入り口付近にある「チェックイン/チェックアウト」用のポール(機械)にチケットをかざしてチェックインします。これを忘れると無賃乗車となり、罰金の対象になりますので注意してください。

GVBはQRコードなのでこのタイプの改札はありませんでした。
このタイプの機械しかない場合はGVBデイチケットは使えません。
3.乗車
オランダの電車は、基本的に座席指定はありません。
1等車と2等車があり、通常料金は2等車です。1等車に乗る場合は追加料金が必要です。

GVBデイチケットで使える
アムステルダム市内の電車は地下鉄が主なので
1等車2等車の区別はありません。

空港へ行くときなどNSを利用して
1等車2等車の区別はありそうでしたが
どこが1等車なのかいまいち分かりませんでした。
4. 下車・チェックアウト
再度チケットを改札機にかざしてチェックアウトし、ゲートを通過します。
おすすめ交通アプリ
NS公式アプリ (NS app)

時刻検索・乗換案内・eチケット(モバイルチケット)の購入などが利用できます。
GVB公式アプリ(GVB reis app)

アムステルダム市内のGVBが運行するすべての路線のリアルタイムの運行状況、
遅延、迂回情報を確認できます。
NSアプリ(オランダ国鉄)は主に長距離移動(都市間移動)で役立ちますが
GVBアプリはアムステルダム市内の短距離移動で非常に便利です。
9292

NSアプリが主に鉄道に特化しているのに対し、
9299はオランダ国内のすべての公共交通機関(電車、バス、トラム、地下鉄、フェリー)を
網羅したルート検索アプリです。
バスやトラムを多く利用する予定がある場合は非常に便利です。

NSと9292のアプリを入れましたが
NSでは出てこない場合もあったので
主に9292とGoogle検索を利用していました。
実際に使ってわかった!チケットの「良かった点」
料金気にせず乗り放題!精神的にも経済的にも大助かり
やっぱり一番良かった点は
料金を気にせずに乗り降りできるところです。
毎回チケットを購入する手間も省けて時間を有効活用できます。
ちょっとしんどいからトラム乗ろう!ができるのが良かったです。
また、ここからここまではいくらだろう?と検索する必要がないのも良かったです。
宿泊先と市内の往復はこれで完璧!毎日フル活用
私たちはアムステルダム中央駅のホテルではなく
アムステルダム中央駅から2駅の地下鉄M52の終点駅Noord駅のホテルに宿泊しました。
このホテルからアムステルダム中央駅までは
往復で600円ぐらいするので
毎日乗り放題チケットを利用できてお得でした!
アムステルダム中央駅の観光地はそれぞれの距離が10分ぐらいで
到着する場合が多かったので案外観光でトラムは利用しませんでした。

街がきれいで無駄に歩きたかったというのもあります!(笑)

風車の街ザーンセスカンスへも!郊外観光での意外な活躍

アムステルダム市内のみだと思っていたので
ザーンセスカンスには使用できないと思っていましたが途中まで使えました!
宿泊したホテルメルキュールアムステルダムノースステイションのすぐ横
Noord駅にはバスターミナルもあり、
そこからザーンセスカンス行きのバスがでていました。
行き方
Station Noord(Zaandam行き)111番のバスに乗る
約30分乗車
Zaandam, Walraven van Hallstraat 391番のバス乗り換え
約15分乗車
ザーンセスカンス到着
このNoord駅からZaandamまでがGVBチケットが使えます。

QRコードスキャンが付いたバスが来たので
試しに確認したら使えました!
Zaandamからザーンセスカンスまでは4.29ユーロ(約701円)かかります。
帰りはNSを利用しアムステルダム中央駅へ向かったため
GVBデイチケットは使用しませんでした。

使えると思っていなかった場所で使えると
なぜか得した気がします!(笑)
ここは注意!GVBデイチケットの「困った点&対処法」
改札での反応が悪い時がある?スムーズな乗降のコツ
このチケットの最大の難点が反応の悪さです。
特に電車の改札の反応が悪くて
慣れるまでなかなかゲートが開きませんでした。
自分の携帯と改札のスキャンの一番いい場所を見つけると上手くはずです!
慣れるまでは一番端の人の迷惑にならい改札で練習するのをおすすめします。
トラム・バスも同様で上手く反応しない場合が多いので
停車する前少し前から機械にかざしておくと安心です!
携帯の充電切れは命取り!チケットが使えないリスク
携帯がチケットの代わりなので充電が切れるとチケットが使えません!
モバイルバッテリー必須です!
美術館でオーディオガイドを聞いたりするとあっという間に
充電がなくなるのでご注意ください。

モバイルバッテリーは安心の
アンカーを購入して持って行ってます。
Apple Payの誤反応に注意
改札で携帯をかざした時にApple Payが起動している時がありました。
改札で通れないなと思ったら一度携帯を確認して
Apple payが起動していないか確認してください。
QRコードをかざすのでスクリーンショットでいけるかと思っていたのですが
スクリーンショットの場合Apple payが起動してしまいますので
必ずアプリからスキャンするようにしてください。
Apple pay対応になれば楽なのになぁ~と思います!
あなたに最適なのはどれ?アムステルダム公共交通チケット比較
アムステルダム観光に便利なその他の交通チケット
アムステルダムの観光に便利な交通チケットはGVBデイチケット以外にもいくつかあり、
それぞれ特徴が異なります。
比較検討することで、最適なチケットが見つかります!
主なチケットをご紹介いたします。
- I Amsterdam City Card (アイ・アムステルダム・シティ・カード)
- Amsterdam Travel Ticket (アムステルダム・トラベル・チケット)
- Amsterdam & Region Travel Ticket (アムステルダム&リージョン・トラベル・チケット)
これらのチケットとGVBデイチケットを比較しながら、それぞれの利点を見ていきましょう。
I Amsterdam City Card (アイ・アムステルダム・シティ・カード)
有効期間: 24時間(1日)から120時間(5日)まで選択可能。
内容:アムステルダム市内の公共交通機関(GVBが運行するトラム、バス、メトロ)が乗り放題になるだけでなく、主要な美術館や博物館、運河クルーズの無料入場、レストランやアトラクションの割引・自転車レンタルなどがセットになった観光パスです。
特徴:
- 利点:
- GVBの公共交通機関が乗り放題なので、移動に困りません。
- アムステルダム国立美術館、ゴッホ美術館、アンネ・フランクの家(要事前予約)など、人気の観光スポットに無料で入場できるため、個別にチケットを購入する手間と費用を省けます。
- 運河クルーズが含まれているので、アムステルダムならではの体験ができます。
- 特定のレストランやショップでの割引特典も利用できます。
- 考慮点:
- 公共交通機関の利用だけでなく、美術館やアトラクションを多く訪れる予定がある場合に、費用対効果が高くなります。
- 滞在中にあまり多くの施設を巡らない場合は、割高になる可能性があります。
こんな人におすすめ:
美術館や博物館巡り、運河クルーズなど、アムステルダムの主要な観光スポットを積極的に巡りたい方。

日数が長くなれば長くなるほど高額になるので
1日に何ヵ所も行って短期決戦でいくならおすすめです!
公式HP:https://www.iamsterdam.com/en/tickets/i-amsterdam-city-card
Klook:アイアムステルダム シティカード
KKday:アムステルダムシティカード
Amsterdam Travel Ticket (アムステルダム・トラベル・チケット)
内容: アムステルダムの公共交通機関(GVBが運行するトラム、バス、メトロ)と、スキポール空港とアムステルダム中央駅を結ぶ列車(NS)、空港バスが乗り放題になるチケットです。
有効期間: 1日、2日、3日のいずれか。
特徴:
- 利点:
- スキポール空港からアムステルダム市内への往復移動が含まれているため、到着・出発時の交通費の心配がありません。
- GVBデイチケットと同様に、市内の公共交通機関が乗り放題です。
- 考慮点:
- I Amsterdam City Cardのような観光施設への無料入場は含まれていません。
- GVBデイチケットに空港からの移動がプラスされた形なので、空港利用の有無で選択が変わります。
こんな人におすすめ:
スキポール空港を利用し、アムステルダム市内を効率的に観光したい方。
Amsterdam & Region Travel Ticket(アムステルダム&リージョン・トラベル・チケット)
内容: アムステルダム市内のGVB交通機関に加え、アムステルダム周辺の電車(NS)、バス(Connexxion、EBSなど)も乗り放題になるチケットです。これには、風車の村ザーンセスカンス、漁師町フォーレンダム、キンデルダイク、アムステルダム郊外のアウトレットなどへのアクセスも含まれます。(市内交通+近郊エリアの電車・バスもカバー)
有効期間: 1日、2日、3日のいずれか。
特徴:
- 利点:
- アムステルダム市内だけでなく、ザーンセスカンスなどのアムステルダム近郊の観光地を訪れたい場合に非常に便利です。GVBデイチケットではカバーしきれない郊外の移動もこれ一枚でOKです。
- 広範囲をカバーするため、長距離バスや電車への乗り換えもスムーズです。
- 考慮点:
- アムステルダム市内のみの観光であれば、オーバースペックになる可能性があります。
- 空港からの移動もカバーしています。
こんな人におすすめ:
アムステルダム市内に加えて、ザーンセスカンスやフォーレンダムなど、郊外の観光地にも足を延ばしたい方。
公式HP:https://www.iamsterdam.com/en/tickets/amsterdam-region-travel-ticket
公共交通チケット比較まとめ表
GVBデイチケットとの比較

ご自身の旅行計画に合わせて、どのチケットが最適かぜひ比較検討してみてくださいね。
ザーンセスカンスの移動に利用できないと書いてますが
Noord駅からZaandamまでのバスはGVBチケットが使えます。
まとめ:アムステルダム公共交通機関チケットで快適な旅を!
今回はGVBデイチケットを実際に4日間利用してみての体験と
良かった点・悪かった点をご紹介しました。
あわせて他のオランダの交通チケットもご紹介しています。

種類が多くてすごく迷いますよね。

私たちも迷いすぎて頭が痛くなりました!(笑)
そこで私たちがチケット決め手順をご紹介いたします。
- 行きたい美術館・スポットを書き出す
- 入館料を調べて書き出す
- アムステルダム市内の交通機関を何日分必要か考える
- 郊外に行く場合はそれの交通代を調べる
- 合計金額を出す
これでいちばんお得になりそうなチケットを選びました。
その結果、私たちは
GVBデイチケット4日間+ミュージアムカード
という組み合わせにしました!
やはりなんといってもGVBデイチケットが一番安かったです。
皆さんも自分に一番あったチケットを選んでくださいね!
GVBデイチケットを使う場合はこの記事を参考にして
ぜひ快適なアムステルダム旅行にしてください!

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