2023年12月から1月にかけてタイに約2週間旅行してきました。
バンコクからスコータイまでは列車で行きました。
飛行機で行ってしまえばすごく楽だったと思いますが節約の観点から列車を選びました。
しかし今回の旅行の中で一番過酷な体験でした。
大変だったところ・費用・時間などご紹介していきます。
帰りはロットゥ・バスを乗り継いで飛行機でバンコクに戻りました。
またなぜ列車で行くことに決めたかの流れもご紹介して
どの方法で行こうか迷っている方の助けになればと思っています。
なぜ列車で行くことになったのか
行き方4種類
まずはスコータイへの行き方を4通りご紹介いたします。
・飛行機(バンコクエアウェイズ)でスコータイ空港へ
・飛行機(LCC)でピッサヌローク空港へ
・列車(バンコク市内)からピッサヌローク駅へ
・夜行バス(モーチット)からスコータイへ
スコータイ空港へは
・バンコクエアウェイズ の1社
ピッサヌローク空港へは
・エアアジア
・ノックエア
・ライオンエア の3社が就航しています。
3社が乗り入れているとしても各社1.2便だけなので時間は限られています。
夜行バス以外はスコータイ歴史公園までソンテウか車で行く必要があります。
夜行バスもスコータイバスターミナルまでのがあるかもしれませんので
到着駅にご注意下さい。
所要時間
所要時間の短い方から順番に並べました。
- 飛行機(バンコクエアウェイズ)約1時間半 車:約30分 合計:1時間半
- 飛行機(LCC)1時間 車:1時間 合計約2時間
- 列車:ドンムアン駅→ピッサヌローク駅 約7時間 車1時間 合計 約8時間
- バス:スコータイバスターミナル 約10時間 合計10時間
列車はもちろん乗車駅によって時間が変わります。
今回は私たちが実際に乗車したドンムアン駅で計算しています。
費用
実際に利用した列車以外は大まかな金額ですのでご了承ください。
列車移動は実際に私がかかった費用を紹介します。
料金の安い方から順番に並べました
- バス:1,737円
- 列車:176THB(約704円)
車(ホテル送迎):1800THB(約7200円)1人 900THB(約3600円)合計:4,304円 - LCC:10,000円~20,000円
- バンコクエアウェイズ:15,000円~25,000円
12GOを参考
スコータイまでの距離はスコータイ空港が一番近いですが
スコータイ空港はバンコクエアウェイズ専用の空港なので高くなりがちです。
スコータイ空港からはソンテウに乗って歴史公園まで行きます。
ピッサヌローク空港はLCCが発着しているので比較的安く行く事が可能です。
こちらもバス・ソンテウを乗り継ぐかGrabなどで向かう必要があります。
列車・バスは時間がかかりますが、やはり格安です。
列車に決めるまでの流れ
列車に決まるまでの流れをご紹介していきます。
どの手段で行こうか迷ってらっしゃる方に
私たちが何を妥協して何にメリットを感じたかを共有して
少しでも決める助けになればと思います。
列車での行き方だけを知りたい方はここを読み飛ばしてください
第一候補 飛行機(LCC)
最初私たちは飛行機(LCC)を利用してピッサヌローク空港に行く予定でした。
・移動時間が短いのでその分観光に当てられる
・バンコクエアウェイズまでの値段は出せないがLCCならまだ許容範囲
年末年始の旅行なのもありバンコクエアウェイズのスコータイ行きの航空券は
2万円ちかくしていました。
国内移動の費用で2万円の費用を払うのが私たちには難しく
スコータイ行きの航空券はあきらめました。
LCCなら片道8,000円くらいだったのでまだ買える値段でした。
ただし、LCCは預入荷物に料金がかかるのでスコータイに行っている間は
荷物をドンムアン空港のホテルで預かってもらいました。
ドンムアン空港直結ホテル(アマリ ドンムアン エアポート バンコク ホテル )を予約し
スコータイに行く前の1日と帰ってからの1日を予約して、
あいだの3日間荷物を預かってもらいます。
▼宿泊記はこちら
【宿泊記】アマリ ドンムアン エアポート バンコク ホテル|ドンムアン空港・タイ
ホテルも予約してLCCで行く気まんまんだったのですが
あれよあれよという間にLCCの方も値段が上がってしまいバンコクエアウェイズと
同じくらいの値段になってしまいました。
最終的には私たちが乗りたかった早朝出発の飛行機はなくなり夕方発の飛行機だけになりました。
LCCは時間変更が多いので予定に組み込むときは注意してください。
第二候補 夜行バス
LCCの値段が高騰してしまったのでLCCもあきらめざるを得ませんでした。
候補として夜行バスが上がってきました。
・ホテル代を節約できる
・寝ているだけでスコータイに着ける
・なにより安い!
バスで行くとタイのサービスエリアに行く事もできるとあったので
その経験も面白いかなと思いました。
当日LCCの値段が下がっていたら航空券を買いたかったので
事前にバスチケットを買う事はしませんでした。
10時間のバスに不安があり事前に買う勇気がでませんでした。
タイに行くまでにバスで行くことを決めきれなかったのでタイに行ってから最終的に決めよう!ということになりました。
実を言うとLCCで行く事を諦めきれませんでした
最終候補 列車
タイに行くまでスコータイまで列車で行けると知りませんでした。
知ったのはバンコクに向かう飛行機の中です。
隣に座った日本語がすごく上手なタイの方が教えてくれました。
バスで行く人は聞いたことが無い。ほとんど列車だと思うと言われて
バンコクに着いてすぐ列車での行き方を調べました!
・バスより移動時間が短い
・寝ている間につく
・バスの様に車酔いの心配がない
・値段も安い
以上の観点から一気に列車で行く事に傾きました。
実はスワンナプーム空港からパタヤまでの2時間のバス移動で車酔いをしてしまい
タイの道で10時間のバス移動は難しいと気づき始めていました。
結果列車で行くことに決定しました。
それぞれの行き方にそれぞれのメリットがあると思いますので
私たちが思案した様子を読んでいただいで参考にして頂いたらと思います。
チケットの買い方
列車で行くと決めたら次はチケットを買わないといけないのですが
私たちの旅行日程が
スワンナプーム空港→パタヤ→アユタヤ
という流れでスワンナプーム空港に着いてすぐに列車のチケットを買う事が出来ず
アユタヤからバンコクに戻ってきたときに買うことにしました。
アユタヤからバンコク市内までも列車で帰ってきましたので
その流れでそのまま駅で購入できたので都合が良かったです。
▼アユタヤからバンコクへの列車移動はこちら。1人60円で移動できます。
【2023年12月】アユタヤからバンコクまで列車で移動してみた
クルンテープ・アピワット中央駅でチケットを買う
購入した駅は
クルンテープ・アピワット中央駅(Krung Thep Aphiwat Central Terminal)です
凄くきれいで大きな駅でした。
アユタヤからこちらの駅で降りて購入しました。
タイの国鉄HPでチケットを購入できるようなのですが買い方がよく分からず
直接窓口で購入することにしました。
タイの国鉄HPはこちら
購入した座席
私たちは年末年始の旅行ということもありほとんどの席が埋まっていました。
本当は寝台列車を予約する予定でしたが全席埋まっていて
エアコンのない4人掛けの席しか選択肢はありませんでした。
ドンムアン駅(Don Mueang Station )21:00出発
ピッサヌローク駅((Phitsanulok) 2:30到着
エアコンなし 3等席
料金は176THB(約704円)です。
いよいよ乗車
21:00出発まではバンコク市内やチャトチャック市場で遊んで
ドンムアン空港でシャワーを浴びて乗車します。
この内容はまた後日アップします。
1.ドンムアン駅へ向かう
【Talatmai Don Muang】
ドンムアン空港の2Fから繋がっているレッドラインの駅に向かってください。
空港の地面にレッドラインはこちらと案内があるのでそれに従って進んでください!
【Don Mueang Train Station】※現在使われていない
こちらの駅は旧国鉄の駅で、現在は使われていません!
昔のブログなどで上の駅を紹介されているので間違えていく方もいらっしゃるかと思います。
間違えないようにしてください。
最初私たちはこちらの駅に行ってしまいびっくりしました。
駅は高架を走るようになっていますので空港から1Fに降りることはありません。
新しい駅はすごく綺麗なので古そうな駅についたら間違えています。
2.列車の乗る
長距離列車なので日本の新幹線のようなものをイメージしていましたが
全然ちがいました。
普通の各駅停車で乗るような電車がきました。
チケットを買っていない人が勝手に座っているので自分の席に他人が座っていたら
きちんと注意しましよう。
チケットを見せればすぐにどいてくれると思います。
日本人はおろか外国の方がほとんどいません。
帰省するタイの人ばかりです。ここから6時間直角の座席で耐えます。
3.ピッサヌローク駅に到着
約45分遅れてピッサヌローク駅に到着しました。
時刻は午前3時15分です。疲れました・・・
事前にホテルに送迎の車をお願いしていたのでホテルまで送ってもらいます。
時間が遅れたにも関わらずずっと待ってくれていました。
すごく疲れていたのでドライバーさんに会えてほっとしました。
女性なのもあり安心しました。
送迎料金:1800THB(約7200円)1人900THB(約3600円)
真夜中というのもありGrabが捕まるか不安だったのでチケットを購入したときに
ホテルに送迎のお願いをしました。
4.ホテルに到着
ようやくホテルに到着しました。時刻は午前4時半です。
受付にはだれもおらず鍵だけがカウンターに置いてありました。
色々ありましたがようやくホテルについて一安心です。
▼宿泊したホテル
スコータイ ガーデン (Sukhothai Garden)
▼宿泊記
【宿泊記】歴史公園徒歩圏内・スコータイガーデン|スコータイ・タイ
車内の様子
車内はエアコンもなく天井についている扇風機のみです。
窓が全開なので電車が動いている間は暑くありません。
結構快適でした。
座席は2人掛け席が向かい合って設置されています。
広くはないので隣や向いが男の人だったら結構せまく感じると思います。
幸い私たちの前はおばあちゃんと子供だったので圧迫感はありませんでした。
夜中に運行されていますが車内はずっと明るいままでした。
寝るには難しいと思いますがその分安心でした。
うとうとして起きて寝て、を繰り返していました。
帰り方
列車に決めた流れから行き方をご説明したので帰り方をご説明いたします。
この行き方を逆の順番で行けばピッサヌローク空港からスコータイ歴史公園への行き方になります。
1.ロットゥに乗る
スコータイ歴史公園の入り口前にソンテウが待機しています。
前日に時間と場所を確認しておきました。
10時に出発します。
誰も乗ってくる人がいなかったので貸し切りでした。
風も気持ちよかったです。色々な景色が見れて楽しかったです。
費用:30THB(約120円)
2.スコータイバスターミナルに到着
ロットゥでスコータイバスターミナルまで来ました。
係の人にピッサヌローク空港まで行きたいことを伝えます。
たまたま日本語の話せる方がいてどのバスに乗ったらいいか教えてくれました。
料金は車内で支払っていいとのことだったので車内で支払いました。
席は自由席で早い者勝ちです。
費用:60THB(約240円)
スコータイバスターミナルでトイレに行きました。
綺麗!といえるほどではなかったですが抵抗感なく使えると思います。
紙は置いていないので持参しましょう。
ただバスが出発してしまうかもしれませんので時間には十分ご注意ください。
私たちも交代でトイレに行く予定だったのですが1人が行ってる間にバスが到着してしまい急いで乗り込みました!
乗車する前にもう一度ピッサヌローク空港に行くのか確認しました。
3.寄り道をする
そのままバスに乗っていたらピッサヌローク空港に到着できたのですが
実はピッサヌロークで行きたいお寺がありその近くを通ると分かったので途中下車させてもいました。
タイで一番きれいと言われている仏像があるお寺です。
このお寺に行った感想と近くで食べたすごい美味しいラーメン屋さんの記事は後日アップします。
4.ピッサヌローク空港へ向かう
お寺の観光とすごく美味しいご飯を食べてピッサヌローク空港に向かいます。
ラーメン屋さんからGrabに乗って空港に向かいます
費用:1台115THB(約460円) 1人57.5THB(約230円)
5.ピッサヌローク空港到着
可愛らしい空港でした。
LCC3社しか乗り入れていないため閑散としています。
レストランなどもなくコンビニの様なお店と小さいおみやげ物屋さんがありました。
ご飯は食べてから空港に向かった方がいいです。
6.ドンムアン空港到着
ドンムアン空港に到着しました。
晩御飯はプライオリティパスが使える制限外のラウンジで食べようとしていましたが
営業時間が終了していたためセブンイレブンで購入します。
ホテルはドンムアン空港直結のホテルを予約していますのですごく楽でした。
3日間預かってもらった荷物を受け取ってチェックインします。
▼宿泊記はこちら
【宿泊記】アマリ ドンムアン エアポート バンコク ホテル|ドンムアン空港・タイ
総費用
【行き】
列車:176THB(約704円)
ホテルまで送迎:900THB(約3600円) 合計:4,304円
【帰り】
ロットゥ:30THB(約120円)
バス:60THB(約240円)
Grab:57.5THB(約230円)
飛行機:8,982円 合計:9,572円
総費用:13,876円
まとめ
スコータイへの行き方・帰り方・総費用などご紹介いたしました。
色々な行き方があるので迷われると思います。
何に悩んでどういう流れで列車に決めたのか詳しくご紹介しました。
皆さんの悩むポイントも近しいものがあるのではないかと思います。
少しでも解決の手助けが出来ていれば嬉しいです。
実際列車を利用してみてすごくしんどかったです。
夜中に横になれず明るい車内で7時間過ごすのは結構つかれました。
でもこれは3等しか取れなかったからなので
1等や2等などフラットになれる席を予約できればまた感想も変わってくると思います。
バスと違い車酔いもないですしホテルの宿泊費も節約できます。
結構面白い体験だったのでしんどかったけど列車で行ってよかったなと思います。
バンコクエアウェイズでスコータイ空港まで行っていたらあっさりしすぎていてあまり思い出に残っていないかもしれません。
スコータイでの観光についてはまた記事をアップしますのであわせてお読みください!
※2023年12月現在の情報です。1THB=4円で計算しています。
最新情報をご確認ください。